APPLESOFT BASIC
1977年4月発売当初のApple IIは処理速度が早く扱いやすい6K整数BASIC(標準的な4K整数型BASICにApple II独自の命令を加えたもの)を内蔵していましたが実数を扱えないこと(実際には浮動小数点実数を扱うサブルーチンパッケージがROMに内蔵されていて扱えないわけではない。)やApple IIの特徴であるハイリゾリューショングラフィックスを直接扱える命令を持っていないのが弱点でした。
早急な対応を迫られたAPPLE社は1977年8月にMicrosoft社と8年間のライセンス契約を$21,000で結び6502 MPU用の実数型Basicを取得します。この実数型BASICはMITS社のAltair 8800用に書かれたMITS extended BASICをApple II用に書き直したBASICでした。そしてこの実数型BASICはAPPLESOFT BASICと呼ばれApple II用の優秀なプログラムを登録配付するApple Software Bankのタイトルの一つとして1977年11月からカセットテープで供給されました。
そして、この時添付されたマニュアルが上の画像のマニュアルです。Apple IIのハードウェアに関して纏められたマニュアルであるRed Bookと同じデザイン、同じ大きさに仕上げられて色だけが青に改められ、その色からBlue Bookと呼ばれました。Blue Bookの表紙には前述の理由からApple Software Bankと並記されています。
Blue Bookで解説されているBASICはRandy Wiggintonによるバグ取りや改良が施され、その後Apple II PlusにROMで搭載された、良く知られるApple Soft IIとはローレゾリューショングラフィック関係の命令の名前が異なっていたり、ハイレゾリューショングラフィックの命令を持っていない等、細部が異なっています。
AppleSoft BASICは、1年程でAppleSoft II BASICに改定されてしまったことやRAMに10K ByteものRAMスペースを必要とするために当時非常に高価だったメモリーを増設しなければ動作しない等の理由で、多くは流通しなかったと想像され、このマニュアルはRed Book以上に貴重な物と思われます。
USレターサイズ 75ページ 1977年11月
全く同じ表紙でAppleSoft II BASICを扱ったBLUE BOOKもあり、なぜかこちらの方は63ページとちょっと薄い。コレクションの際は注意が必要
外部リンク
- My apple II Notes-18
/ The AppleII-Tree
(高橋さんのサイト・Blue Bookの詳しい解説があります。)
